当社の運行に即した実技指導
四万十交通は、地域の暮らしを支える路線バスや、旅行・送迎を担う貸切バスを安心してご利用いただけるよう、実際の車両と運行経路を用いた実技指導に取り組みます。運転者の経験や習熟度に合わせ、山間部の道路や停留所での乗降など、当社の運行に即した安全確認を重視します。
初任運転者への指導は、入社時に路線バスに関する指導を行い、経験を積んだ後に貸切車両に関する初任者指導を行います。
当社の教育・実技指導時間
路線バス
- 座学教育
- 8時間以上
- 実技指導
- 40時間以上
座学教育は実技指導までに実施します。
貸切バス
- 座学教育等
- 10時間以上
- 実技指導
- 20時間以上
貸切バス特有の車両・運行環境に応じた指導を行います。
路線バス初任運転者 教育・実技指導要領
1. 目的
新たに路線バス運転者として選任する者に対し、法令に基づく特別な指導を確実に実施するとともに、当社の路線・車両・運行環境に応じた実践的な教育を行い、安全かつ安定した単独乗務につなげることを目的とする。
2. 対象者
- 当社において路線バス運転者として新たに選任する者
- 法令上の「初任運転者」に該当する者 など
3. 教育の基本方針
運転技術だけでなく、旅客の安全、接遇、路線特性、異常時対応を含めて総合的に教育をする。教育は原則として、座学→基礎実技→回送実技→見習い乗務→見極めの順序で行う。
4. 座学教育
実技指導までに、合計8時間以上を実施します。
- 事業用自動車の安全な運転に関する基本的事項(法令・責任・心構えなど)
- 車両の構造上の特性と日常点検
- 運行の安全及び旅客の安全確保
- お客さまへの案内、忘れ物、苦情・トラブルへの初動対応
- 遅延、運休、事故、故障の現場対応、各所報告について など
5. 適性診断・事故歴等の確認
新たに雇い入れた運転者等については、法令上の対象区分を確認した上で、必要な初任診断等を選任前に受診させる。診断結果、過去の運転経験、事故歴等を踏まえ、教育の重点項目を設定する。
6. 基礎実技教育
- 正しい運転姿勢、シート・ハンドル・ミラーの調整
- 発進、停止、右左折、後退、車庫入れ
- なめらかなブレーキ操作と旅客を想定した停止
- バス停への正着、縁石・歩道との間隔確認、路肩の寄せ方、坂道の操作など
7. 路線教習(回送実技)
- 運行経路、各バス停名称・位置、折り返し・待機場所の確認
- 運賃箱、ICカード機器、行先表示器
- なめらかなブレーキ操作と旅客を想定した停止
- バス停への正着、縁石・歩道との間隔確認、路肩への寄せ方、坂道の操作
- 狭隘箇所、離合箇所、右左折注意交差点、事故多発地点の確認 など
8. 見習い営業乗務
指導乗務員が添乗し、営業運行の中で次の事項を確認する。危険または不安定な操作が認められた場合は、その場または終了後に具体的に指導する。
安全確認 ・ 速度 ・ 車間距離 ・ バス停進入 ・ 正着 ・ 発進 ・ 旅客乗降 ・ドア操作 ・ 着席確認 ・ 案内放送 ・ 接遇 など
実技指導は合計40時間以上、実施します。
貸切バス初任運転者 教育・実技指導要領
1. 目的
路線バス等の乗務経験を有する運転者を、初めて貸切バス運転者として選任する場合に、貸切バス特有の車両特性・運行形態・走行環境に対応するための知識及び技能を習得させ、安全な貸切バス運行を確保することを目的とする。
2. 対象者
- 当社の路線バス等で乗務経験を積み、初めて貸切バス運転者として選任する予定の者
- その他、貸切バス乗務にあたり初任相当の教育が必要と運行管理者が判断した者
3. 座学教育等、特別な指導
合計10時間以上
- 事業用自動車の安全な運転に関する基本的事項
- 車両の構造上の特性と日常点検
- 運行の安全及び旅客の安全確保
- 危険の予測及び回避
- 安全性向上装置の適切な運転方法
- 連続運転時間・拘束時間・休息時間などの指導
4. 安全運転の実技
合計20時間以上
実技は、実際に運行する可能性のある経路(高速道路、坂道、隘路、市街地等)を含め、実際に乗務する車両と同一の車種区分の車両を用い、経験ある運転手が添乗して実施する。
| 段階 | 主な教育内容 |
|---|---|
| 第1段階 基礎・車両感覚 | 姿勢、ミラー、死角、内外輪差、オーバーハング、発進・停止、右左折、後退 |
| 第2段階 市街地・幹線道路 | 交差点、歩行者・自転車、車線変更、乗降場所、観光施設駐車場 |
| 第3段階 山間部・坂道・狭隘路 | 長い下り坂、補助ブレーキ、ギア選択、離合、路肩、進入可否判断 |
| 第4段階 高速道路 | 合流、車線変更、車間距離、横風、IC、SA・PAへの進入・駐車 |
| 第5段階 総合・実運行想定 | 運行指示書、経路選択、目的地・駐車場、時間帯、総合判断 |
運転者の習熟状況や実際の運行形態に応じて配分を変更できるが、実技合計20時間以上を確保する。
5. 運行指示書・事前準備教育
- 運行指示書の記載内容の理解と出庫前確認
- 経路・休憩場所・宿泊場所・目的地の確認
- 道路規制、工事、渋滞、気象情報の確認
- 駐車場・乗降場所の大型車対応可否の確認
- 変更が生じた場合の運行管理者への報告・指示受け
6. 指導担当者
実技指導は、貸切バスの運転経験を有し、安全運転及び指導に必要な知識・技能を有する者を会社が指名して行う。
教育・実技指導の実施記録
初任運転者に対して行った、路線バス・貸切バスの教育・実技指導記録を掲載しています。
実技指導記録を見る(PDF)A4横・1ページ/別タブで開きます